伝えたいことがあるんだ 君のことが好きだから
はてしなく続く 長い 道を  君と歩いてゆきたい

今の僕が君に  あげられるものがあるとすれば
ありふれた愛のことば それと  明日の約束だけ

こんなにせつなくなるほど  人を好きになれるんだね
君と出会った夏を 決して 決して 忘れない

written by kazumasa oda


>あなたは、本当に自信を持って人を好きといえますか?

言えるあなたがうらやましい。

>迷う事はありませんか?

迷わないあなたは力強い

>本当の自分に気づくのが遅かったことはありませんか?

ない、と言えるあなたがうらやましい。


僕は、今後悔をしている。

素直になれなかったことに、

正直になることを恐れていたことに、

全てが終わったあとで自分の本当の気持ちに気づいてしまったことに。

覆水盆に返らず


明日の約束しか怖くてできなかった僕に
何を言うことができるというのだろう


世界のどこかで、花が枯れ落ち
世界のどこかで、蕾が開くことだろう
世界のどこかで、人が死にゆき
世界のどこかで、子供が生まれゆく

人の死を悼むならば、その瞬間に愛を育め
人を殺す瞬間に、家で待つ我が子の幸せを喜べ


キミ以外いらない 言えない僕に 何ができる


こうして夜は更けゆく
またここに一つの花が枯れ落ちた
それを僕は喜ぶことにしよう

その枯れ落ちていく花の終末は綺麗だろうか

僕には、それを最後まで見届ける義務と罰と喜びがある


−−−−−−−−−−−−−

 ある日、彼が僕にあてた手紙より

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